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朝夷奈切通を歩く

鎌倉には鎌倉七口という
代表的な切り通しや坂がありますが
そのひとつ、朝夷奈切通(あさいなきりどおし)に行って来ました。
バスに乗って朝比奈のバス停で降りると
1〜2分で入り口に着きます。

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ここに来るのは3回目。
(ブログに載せるのは初めてです)
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入ってすぐ供養塔があります。
この道を作った時の犠牲者のために
建てたものかも…と思って
安全に通れますようにと手を合わせました。
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横浜市と鎌倉市にまたがっているので
どちら側からも入れますが
個人的には横浜市側(朝比奈)から入る方が好きです。
何故かと言うと、入って直ぐに
上を高速道路(横浜横須賀道路)が走っていて
それを切り通しが支えているという
光景が見られるからです。
これはインパクト大です。
初めて見た時、新旧の組み合わせに衝撃を感じました。

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トンネルのように先が暗いのは
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壁の高さがあるから。
横浜側から入るとインパクトのある光景が続きます。
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古道の何とも言えない雰囲気が好きです。
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地面に敷かれている土嚢を見て
回文が浮かびました。
古道の土嚢どこ?(こどうのどのうどこ?)
短かすぎてダメかしら…。( ⸝⸝⸝• ̫•⸝⸝⸝ )

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少し進むと分岐点に差し掛かります。
左は無人の熊野神社へ行く道。
以前行ったことがありますが
片側が崖になっててすごく狭い道だったり
丸太の橋を渡ったりでスリルが味わえます。
今回は行かずに真っ直ぐ進みました。
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熊野神社への道
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急に狭くなっている所あり。

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分岐点を過ぎたあたりから地面が湿ってきます。
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気付くと端っこを水が流れて川になり始めています。
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ここにもお地蔵様が。
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反対側には壁に掘られた観音様?
歩いて来た方からは岩の影にあるので
振り返らないと素通りしてしまうかも知れません。
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見事なカップ型をしたシダ
高さが70cmほどあります。
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湧き水は右側を流れたり左側を流れたり
真ん中を通ったりと変化しています。
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出口が見えてきました。

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出口手前に小さな滝があります。
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歩いて来たところを振り返って。
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切り通しを出たところで
アオスジアゲハを見つけました。

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切り通しが終わっても長閑な道は少し続いて
そのあとアスファルトの道に出ます。
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全長約1km、終始小鳥のBGMを
聴きながらの散策でした。

鎌倉駅方面に向かいます。
お昼に休憩で入ったinto the wildという
こじんまりとしたお店のカレーが美味しかったです♪
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ここから鎌倉駅まで徒歩約1時間の道のりでした。




Commented by toshis_photoblog at 2023-04-27 21:14
鎌倉の地は、大河ドラマ鎌倉殿の十三人の舞台となった地で、その当時
は血で血を洗う凄惨な争いが繰り広げられたのだと思います。
でも、800年ほどの時がそんなことも遠い記憶のかなたに押しやり、豊
かな自然と歴史がうまく融合した古都のたたずまいを呈していますね。
加えて、最近はおしゃれな店や湘南ファッション(?)が若者を呼び寄せ、
時代の最先端の街になりました。
長い前置きになりましたが、そんな街に住まうuribouhouseさんがす
ごく羨ましい。
Commented by h6928 at 2023-04-27 21:58
こういった切通しって、
文字通り人力で岩を砕いてこのように道を作ったのでしょうから、
昔の人の根性を見る思いがしますね。
大型機械も無い時代に大変な苦労をして、後世の人のためにも・・・・と
頑張ったのでしょうね。
天然の要害としても、こうした道もあればこその繁栄でしょうからね。
軟弱者のボクだからこそ、苦労が偲ばれます。
Commented by may2207 at 2023-04-27 23:50
鎌倉時代に、峠を削って道にするって想像を絶しますね。
緑に囲まれた湿気のある空気感とともに、歴史の重さが伝わります。
岩盤に掘られた仏様は、いろんなものを見て来たのでしょうね。
そして、周りの自然はもっと昔から時の流れを見続けているのですね。
綺麗な新緑や花や蝶・・・好い季節の散策でしたね^^v
Commented by uribouhouse at 2023-04-28 07:45
> toshis_photoblogさん
歴史にはからきし疎い私ですが、お寺とか切り通しは心落ち着く場所です。タイムスリップしたような気分になります。
歴史好きな人には鎌倉はたまらないところでしょうね。
元シティガールですがおしゃれな店は今は全く縁が無いです^^;
この地に住んで1年半が経ちますが、今も時々どこまでも平坦なサイクリングコースと田園風景が恋しくなります。
Commented by uribouhouse at 2023-04-28 07:56
> h6928さん
鎌倉は山に囲まれているのが外部から攻められにくいと言う最大の利点だったようですが、その分物資を運ぶのに海からしか便がなかったので切り通しを作るしかなかったようです。
ほんとに大型機材のない時代どうやって山を崩したのか想像もつきません。
将軍様はさぞかし急かして作らせたでしょうからたくさんの犠牲者も出たでしょうね。
先人が悲惨な思いで作った道を呑気に歩くことが出来る今この時代に生まれて良かったと思います。
Commented by uribouhouse at 2023-04-28 08:01
> may2207さん
どうやってこの道を作ったのか想像も出来ません。
車も機械もない時代に知恵を絞った特別な方法があったかもしれませんね。
歴史には全く疎いので、只々のんびり自然に触れて先人の作った道をありがたく歩かせていただきました。
by uribouhouse | 2023-04-27 20:24 | 風景 | Comments(6)

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